輝けトリコロール

子供達がETUの
ユニフォームに憧れるように
大人達がこのユニフォームこそ
最高だと思えるように
胸の大江戸通運のロゴが
誰の目にも輝いて見えるように
俺達は全力をもって仕事に取り組みますよ。
(GIANT KILLING)

 

マリノスの「Advent Calendar(http://www.adventar.org/calendars/1022)」なるものに参加することにした。Advent Carendarとは何かと今さらながら調べてみると、本来は12/1から12/24まで、1日ずつ穴を開けていくカレンダーのことらしい。その風習にならい、「1日に1つずつ記事を投稿していこう」というイベントのようだ。

 

そこで、他の人はどんな記事を投稿しているのか見せていただいたが、やはり自分の推しメンについて語っている人が多かった。

 

本来であれば私も貴乃花少年のように「あどでぇ~、ぼくでぇ~、比嘉さんがでぇ~」と延々と比嘉さんへの愛を語り、今までに生み出した比嘉ソングの数々をトランシーバーでドラゲナイしたいし、比嘉ッチュレイション比嘉ッチュレイションと友達のように歌いたい。しかし今の私は比嘉さんの契約非更新を受け、オフとあいまって完全な比嘉ロスに陥り、心のサッチュレイション(血中酸素飽和度)の著しい低下により非常に危険な状態にある。そうなると、今まで背中に隠し抜いてきた愛が故の狂気が陽の光を浴びてしまう。それも、ナウシカが「なんにもいないわ!なんにもいないったら!」と王蟲の幼生を隠すが如くスカートの中にでもその狂気を隠せればいいのだが、残念ながら私の狂気という名の王蟲は既に腐海の主クラスの成虫であり、ナウシカが東京ドームを隠そうとするくらいには無理がある。かといって、その狂気に身を任せ「動いちゃダメ!体液が出ちゃう!あぁぁーー!!」とばかりにリビドーを噴射してしまえば、比嘉さんの周辺に何らかの規約ができる事態も考えられる。

 

それに、仮にである。もしもここで「ずっと比嘉さんのことを愛してる!日本のどこにだって会いに行く!!」と高らかに宣言したあとで、関西あたりを覚悟していたのに「町田です」とか言われたら「ぉ、ぉぅ…なんか…まぁ近くてよかったね…」みたいな微妙な空気になるし、それでも鼻歌交じりで町田の練習場に向かう俺の背中に刺すような大量の冷たい視線が飛んできてしまう。想像してみてほしい。故郷の村に妹を一人残しながら「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう」と迷うことなくタタラ場永住宣言をし、夜な夜な森に分け入って行くアシタカの背中を、タタラ場の人々はどんな思いで見送るだろうか。もしも私がタタラ場に住んでいたら間違いなくもののけ王子という仇名をつけてタタラ場中に広めるだろう。そして美輪明宏もビックリの「黙れ小僧」が村に響いた頃には時既に遅し。シシ神もポスターの「生きろ―」の文字を見て頭を抱えながら「●●-(自粛/対義語)」と毎朝100回くらい唱え続ける事態に陥る。

 

かといって、逆に「※※です(規制)」とか言われたら「宗教上行けねーわ!!」という怒りとともに呪いが右腕を支配してしまい、もはや人の体を成さなくなった私がラスボス的なものに姿を変え武蔵国(※仮名/駅名をゴニョゴニョ言った結果)を覆い尽くす可能性もある。そうなれば、最悪の場合「容疑者が参加していたアドベントカレンダー」などと他のメンバーを何らかのニュースに晒してしまう事態も考えられる。愛の傷跡をここに刻むことは、それほどまでに危険なのだ。

 

そこで今回はネタも笑いも愛さえも封印し、終始一貫して真面目なことを書くことにした。当然下ネタもない。そもそも下ネタとかちょっとよくわからない。

 

先日、三栄建築設計のスポンサー契約終了が発表された。三栄建築設計は、背中スポンサーが外れた直後に東日本大震災があり日本中が苦しい時を過ごしていた中、背中が空白のまま1年を過ごしていたマリノスに2012年から3年5億とも言われる支援の手を差し伸べてくれた会社であった。2012年といえば、ユニフォームが再びadidasに変わり、樋口さんが監督に就任。そして比嘉さんが入団大事なことなので2度言います比嘉さんが入団。2012年は開幕7戦勝ちなしに始まり、その後15戦無敗。2013年は開幕6連勝に始まり、もう一歩で優勝を逃すも天皇杯で優勝。2014年は久々のACLにバナナ事件、そして比嘉さんレンタル大事なので2度言います比嘉さんレンタル。2015年はCFGとの提携に伴いモンバエルツ監督が就任、アデミウソンがやってきた、3ヶ月勝ちなし&3ヶ月無敗。思えば、いい時と苦しい時がものすごくはっきりしている4年間であった。ゴールをこじ開けられずピッチに崩れ落ちる時も、元日の試合終了の笛に喜びを爆発させた時も、選手達の背中には「三栄建築設計」の6文字があった。我々はあの日々を支えてくれた「三栄建築設計」という会社のことを忘れることはないだろう。

 

近年、リーグやクラブ、サポーターの関係が全国的に少々ささくれ立っているように感じる。秋春制や2ステージ制をめぐる抗議、サポーターの違反行為や処分…。例に漏れず我々も数年前に問題が起きた。そういった中で、我々の中からも問題が起こるのを経験し、また他のクラブで起きる問題も見て、サポーターとしての我々を客観的な視点で見ることも増えたように思う。他のクラブではスポンサーや行政からの抗議がクラブに及んだことから揉めている事例などもある。スポンサーから見た我々の評価は、即ち「背中にロゴを出す」ということへの価値に直結するということを実感する機会も増えた。「誰がどこで見ているかわからない」「我々も気をつけないと」「常に監視の目は光っている」というような声も見かける。

 

というわけで、冒頭の引用である。

 

漫画「GIANT KILLING」で、毎年J1での残留争いに巻き込まれる弱小クラブ「ETU」は、胸スポンサー「大江戸通運」の撤退の危機に追い込まれる。そんな中で、ETUの試合の視察に訪れた大江戸通運の副社長に、かつてのGM・笠野は語りかける。

 

「Jリーグができて多くのクラブが生まれて、ブームが去っても大半のクラブが潰れずに存続できているのは、苦しい時も支えてくれたスポンサーの皆さんのおかげなんですよ。このご恩はそう簡単に返せるものではありません。しかし、いいサッカーは目指します。子供達がETUのユニフォームに憧れるように、大人達がこのユニフォームこそ最高だと思えるように、胸の大江戸通運のロゴが誰の目にも輝いて見えるように、俺達は全力をもって仕事に取り組みますよ。」

 

スポンサーというのは、気まぐれにクラブにカネを出してくれるだけの存在ではない。ユニフォームの胸や背中に価値を感じ、クラブをサポートしてくれる存在だ。年間で億単位の資金をクラブに提供するという、我々サポーターとは違った、我々サポーターにはおよそ難しいサポートをしてくれる存在なのである。

 

そして昨日、「ムゲンエステート」との背中スポンサー契約が発表された。ムゲンエステートの藤田進一社長のコメントには、このように書かれている。

 

「頂点を目指して弛まぬ努力を続ける横浜F・マリノスの選手とその選手たちを力強く応援するサポーターの皆さまの勝利に対するひたむきな姿勢に強く共感したことが、パートナー契約のきっかけです。」

 

我々が何もしなければクラブの価値を下げることはない。しかしスポンサーの方々には、選手だけではなく我々の姿にも価値を見出して頂いているのだ。我々は、何もしないことではなく、スポンサーの方々、地域の方々に対して、このユニフォームが輝いて見えるよう努めることを目指さなければならないのではないか。日産自動車の方々がスタジアムに揺れるビッグジャージに胸を躍らせてもらえるように、ムゲンエステートの方々がスタジアムに向かう我々の背中をずっと押してもらえるように、横浜線や市営地下鉄で居合わせた乗客の目に我々が輝いて映るように、我々がこのユニフォームに袖を通し、全力でフットボールライフを楽しむ姿を見てもらうことが、真にスポンサーへの恩返しにつながるのではないかと私は思うのだ。

 

マリノス公式もInstagramでサポーターの参加企画などがあり、クラブの方々も我々の写真を見ている。その視点は決して「監視」などというネガティブなものではないはずだ。サポーターの側から言うのも図々しいかもしれないが、クラブの勝利を喜び、マリノスのある日常を楽しむ我々の姿は、きっと選手やスタッフの励みになるだろう。だから私は、マリノスと共にある日々の喜びを可能な限り伝えたい。マリノスと共に各地のスタジアムに行き、仲間と共に勝利を喜び、美味い物を食い、旅を楽しむ、その喜びは常にクラブとスポンサーと共にあることを伝えたい。楽しげなおっさんの姿を見ても誰も喜ばないかもしれない。しかし私はこの喜びを伝えたい。

 

 

 

 

 

だから私は常に
ユニフォームを着たクマを
連れているのだ。

(ドバババババ ←狂気が噴き出す音)

 

 

 

だってあのクマ半端ないって!
勝っても負けてもめっちゃ笑ってるもん!
あんなんできひんやん普通!
ゴッホより普通に比嘉さんが好き!!

 

 

すいません今のは発作です。大丈夫ですいつものことです気にしないでください。あっスポンサーの皆さんすいませんホント大丈夫です!あっクラブの皆さんやめてください上の方にスクロールするのは!ジブリのくだりは特にダメです!

 

(深呼吸)(お薬)(深呼吸)(深呼吸)(お薬)(深呼吸)(深呼吸)(深呼吸)(強いお薬)(深呼吸)(深呼吸)

 

もうすぐ新たなシーズンが幕を開ける。マリノスにやってくる選手もいる。去る選手もいる。飛躍のシーズンを過ごす選手もいれば、苦悩する選手もいるだろう。そして苦悩に寄り添い共に苦しむサポーターもいるかもしれない。

2016年、私達に最高のフットボールライフが過ごせることを願う。

シャーレを掲げる選手達の胸に「NISSAN」の文字が輝くように。
遠くの街へ戦いに赴く我々の背中に「ムゲンエステート」の文字が誇らしくあるように。

この文章が「容疑者のブログ」として拡散されることがないように。